元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。

株とFX勉強の共通点と相違点を知っていますか？

最近、日経平均株価がバブル期を超えたというニュースが頻繁に流れております。そのニュースをみて「株式投資をはじめたい」という方が増えています。実際に当学院の投資入門講座でも見受けられます。

また、株式市場のニュースと同じタイミングで為替のニュースも流れて1ドル150円と歴史的円安水準であり「FX投資をはじめたい」という方も増えています。

株式市場と為替市場、どちらも歴史的な局面であるため「どちらを学ぼうか」と悩んでいる方もいるかもしれませんので、株式投資とFX投資の勉強の共通点と相違点をお伝えします。

株式投資とFX投資の勉強の比較

こちらは株式投資とFX投資の分析対象の比較です。分析するために各項目を勉強することになりますが、株式投資は主に4つ、FX投資は主に2つです。

株式投資とFX投資の共通点

共通点は、世界情勢と値動きです。この2つを学べば株式投資にもFX投資にも活かす事ができるという事です。

【世界情勢】

株式市場や為替市場は、1つの国だけではなく世界各国の事象に反応して動いています。過去の事例で言うと、リーマンショック、チャイナショック、ドバイショック、ギリシャ危機、コロナショックなどや、戦争などです。挙げればキリが無いですが、いつの時代も良いニュースや悪いニュースが飛び交っており、金融市場全体に影響を与えます。

勉強の内容としては、世界の政治や金融政策などです。

【値動き】

投資全般に言える事ですが、投資の主な損益は値動きから発生します。投資対象の価格が上がったり下がったりしますので、”安くなったら買う、高くなったら売る”などの取引で利益を狙います。ただ、なんとなく価格差を期待するのではなく、”今まで、この価格ぐらいまで下がっているから下がるまで待とう”、”今までこの価格より上がっていないから売ろう”など売買の基準を設けることができます。

勉強の内容としては、価格の動きのパターンやテクニカル指標などです。

株式投資とFX投資の相違点

株式投資とFX投資の相違点ですが、冒頭でお見せした比較表で表しているとおり株式投資独自の項目になります。

【日本の政策】

例えば、今年からはじまった「インボイス」の場合は請求書関連システムを扱う業界や会社が、来月から条件付きで解禁される「ライドシェア」の場合は、タクシー業界や配車アプリを開発している業界や会社が注目されたりします。

勉強の内容としては、日本の政策や法律の変化などを追うことになります。

【業績】

投資対象として適格かどうか、財務諸表（損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書）を分析します。利益が伸びているのか、自己資本比率はどうなのかなどを、同会社の過去と比較したり、同じ業界の他社と比較してどうなのかなどを分析します。

勉強の内容としては、主に財務諸表の見方など財務分析を学びます。

初心者におすすめの勉強は？

今回、株とFXの勉強の共通点と相違点として4つの項目をお伝えしましたが、おすすめの分析は『値動き』を対象とするテクニカル分析です。

その理由は3つあります。
①見た目で分かりやすい
値動きはチャートで確認でき、視覚的に分かりやすいです。世界情勢や政策、業績などは視覚的に分かりにくく、熟読や法律など高度な知識が必要になる場合があります。

②情報格差が無い
世界情勢や政策、業績などは情報格差があり、一般投資家が情報を知った時にはすでに世の中に知れ渡っているため、価格に反映されている事が多いです。一方で、値動きには情報格差がありません。金融機関のプロでも一般投資家でも情報の速度や鮮度は同じです。

世界情勢や政策は政治家、業績などは会社経営陣の周りの人や金融機関などの方が情報を早く仕入れられるので有利で、一般投資家は不利なのです。

③すべての投資に通用する
株式投資やFX投資に限らず投資は、価格の変動を狙う事が基本ですので必ず値動きが発生します。その値動きを分析する方法を身に付ければ、すべての投資に応用が可能です。

体系的に学びたいなら

当学院では、個人投資家育成コースでは投資の基礎や値動き分析を体系的に学びます。そしてITプロトレーダーコースでは、コンピューターを駆使して値動き分析をマスターします。

株式投資やFX投資に限らず、すべての投資対象に通用する『一生使える投資の技術』を身に付けたいというのであれば、まずは当学院のセミナーから参加してみてはいかがでしょうか。

沖縄トレード学院
学院長 新里竜一

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