2024.03.28

【注意喚起】金融庁が円高リスクの説明徹底を金融機関に指示!!

元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。

金融庁が円高リスクを警戒

日経新聞によると、『金融庁は円高リスクの説明徹底を金融機関に指示した』とのことです。


引用先:https://x.gd/ihRk2

新NISAが始まった1月以降、月1兆円超の資金が投資信託に純流入し、その8割は海外株で運用する投信に向かったようですので、投資初心者でなんとなく新NISAの積立投資枠で外貨資産に投資しているという方もいるはずですし、これからもそういう投資家は増えると予想できます。

外貨建て資産の運用は不利?

今回、金融庁が円高リスクについて警戒しているのは、日銀がゼロ金利を解除して、これから金利を上げる動きをするかもしれないという予測に基づいたものだと考えられます。

難しい話はここでは割愛しますが、金利を上げると通常はその国の通貨は買われます。そして、現在のドル円の水準は”歴史的円安”で政府が為替介入したことがあり、これからも為替介入するかもしれないというレベルです。

政府としては、『これ以上の円安は容認できない』+『円高に繋がる事を行なっていく』という流れですから、外貨建て資産を今から購入するという人にとっては不利なタイミングかもしれませんね。

日本株にも影響します

今回は、外貨建て資産の話でしたが日本株にも影響します。代表的な銘柄で言うとトヨタなら円安の恩恵を受けますし、ニトリなら円高の恩恵を受けます。他にも為替の影響を受ける銘柄は数多くあります。

結局、外貨建て資産や国内株式の個別銘柄の分析は、為替の分析も必要で複合的な要素が絡み合います。その一方でFX投資は為替の勉強のみですので、まずはシンプルに為替の勉強だけで資産運用したいという方は、FX投資を検討してみてはいかがでしょうか。

沖縄トレード学院
学院長 新里竜一

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