2024.05.02
【新NISA】株価下落で損切りした人続出?新NISAの注意点とは
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
新NISAで損切りする人が続出?
最近、新NISAを始めた人の中から、「損切りした」「貯蓄より投資と言われてだまされた。もうかるって言ったじゃないか」「やらなければ良かった」などの声が出ているようです。
なぜそういう声が聞こえるようになったかと言うと、日本や米国の株価が大幅に下落しているからです。
そこで、新NISAに取り組む場合の注意点をお伝えします。
元本保証では無い
新NISAは国が設けた制度で、さらに国が推奨しているので安心感があるかもしれませんが『元本保証』ではありません。損失するリスクがあります。
株式投資に限らず、為替の取引を行うFX投資や、仮想通貨の取引などは『安く買って高く売る』『高く売って安く買う』という値動きを使った取引を行います。
自分の資産が増える方向に値動きが動けば良いですが、逆に動く場合も多々あります。その際は『含み損』という形で損失を抱える事もあります。
成長投資枠は特に注意が必要
新NISAには『つみたて投資枠』と『成長投資枠』があります。今回の株価下落で損切りした人の殆どは『成長投資枠』を使った投資を行っていたと予想できます。
その理由は、成長投資枠は”個別銘柄に一括投資することが可能”だからです。例えば、投資資金が100万円だったとして、一回の取引で100万円を使うので、その時点から上昇すれば大きな利益になりますが、下落してしまうと含み損を抱えてしまい精神的に苦しくなり、損切してしまうのです。
一方で、つみたて投資枠はその名の通りつみたてで投資するので、投資資金100万円あったとしても分散して購入するので、下がっても「安く買える」という心理と、自動的に購入してくれる仕組みの部分が相まって『下落したから損切りする』という状況になりにくいのです。
自分で売買して利益を得るには
新NISAの『成長投資枠』やFX投資、仮想通貨の取引などは自分で売買して利益を狙うものです。投資で自分で売買して利益を得る投資は、上手くいけば早く大きな利益を得る事ができますが、上手くいかない場合は早く大きな損をしてしまいます。
損失するリスクを見極めてリターンを求める投資を行いたい場合は、基本的な知識や技術が必要ですので、いきなり投資をする前に、自己投資として体系的に学んでみてはいかがでしょうか。
沖縄トレード学院
学院長 新里竜一
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている
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