2025.05.08

【ドル円】ゴールデンウィーク明け、市場に潜む“円買いの巻き戻し”

こんにちは。元金融機関のプロ為替ディーラー、沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。

いよいよ本格的に動く?

本日はゴールデンウィーク(GW)空けという事で、日本の株式市場など金融のマーケットも本格的に動きはじめるタイミングです。投資をおこなっている人にとってはゴールデンウイーク空けにどういう動きをするか気になるかと思いますので、現在のドル円相場の状況を解説致します。※この記事は4月30日に作成しております。

1. いま何が起きている?

チャートをみてもお分かりのとおり、2025年に入ってドル円は下落。ドル円が下落するという事はドルが売られて円が買われているということです。


※出典 外為どっとコム

こちらは、投機筋(ファンドなど)の取引の状況を把握するのに役立つ IMM(シカゴ通貨先物)のデータです。青の棒グラフが上に伸びている場合は円を買っている取引が多いことを表しており、1年間でもっとも円が買われている状況というのが分かります。

2. “円買いの巻き戻し” が起こる2つのタイミング

円を買っている取引が多いということは、何かしらのタイミングで円買いの巻き戻し、つまり円を売る取引が発生するということです。下記はこれから考えられる2つのタイミングです。

① 米利下げ観測の後退
米国の金利を決めるFOMC が景気に対して「予想より強気」→ドル金利が上昇 → ドル買い円売りに転換しやすい

② 日銀の追加利上げ見送り
日銀が国内景気に対して慎重な見方を示し「年内もう利上げしない」→ 円売り

3. これからどう備える?(初級者向けヒント)

今回のテーマのように「これから上がるのか下がるのか?」という予想の話をすると、その方向へ取引したくなるものですが、「上がったらどうする、下がったらどうする」という2つのシナリオを用意して対応できるようにする取引がおすすめです。

その際は、取引を開始する価格(エントリーポイント)、利益を確定する価格(利食いポイント)損失を確定する価格(損切ポイント)を決めて指値を使い予約注文を入れておくと、成行注文に比べて感情的になりにくく、冷静に対応することが可能となります。

学びを深めたい方へ

上記の内容はあくまで参考情報であり、投資における最終的な判断はご自身の責任で行ってください。今回お伝えした為替の取引を無料で体験したいという方や、いろんな投資に共通する継続して利益を出せる人の考え方を学びたい方は、ぜひ5月20日(火)の『投資入門講座』にご参加ください。元金融機関のプロが丁寧に解説いたします。

ぜひ、安心して長く相場と向き合うためのヒントをつかんでいただければ幸いです。

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沖縄トレード学院
学院長 新里 竜一

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