2025.06.18

【賢い第一歩】銘柄選びの前に！投資で資産を堅実に育てるための鉄則

こんにちは。元金融機関プロ為替ディーラー沖縄トレード学院学院長の新里竜一です。

「どの銘柄が儲かる？」前に、知るべき大切なこと

株式投資、FX、先物取引、仮想通貨…そして最近話題の新NISAや米国株など、世の中には様々な投資があります。

これだけ選択肢が多いと、「結局、どれが一番儲かるの？」「最短で資産を増やすには何を選べばいい？」と、つい考えてしまいますよね。
しかし、その問いから投資を始めようとすると、思わぬ落とし穴にはまってしまう危険があります。
実は、どんな金融商品を選ぶかよりも、はるかに大切なことがあります。それは、まず最初に『自己投資』、つまり投資について“学習”する時間を持つことです。

添付した「リスクリターンマップ」の右下にも書かれていますが、「知識と技術を身につけてリスクを抑える」ことこそ、投資で成果を出すための本質なのだと、私はプロの現場を通じて確信しています。
今回は、なぜ「儲かる商品探し」の前に「自己投資」が必要不可欠なのか、その理由をお話しします。

なぜ「どれが儲かるか」の前に”自己投資”が必要なのか？

【理由1：本当のリスクを知り、ギャンブルを避けられるから】
「ハイリスク・ハイリターン」という言葉の通り、「大きく儲かる可能性がある」金融商品は、その裏側で「大きく損をする可能性」も抱えています。
学習をせずにいきなりそうした商品に手を出すのは、ギャンブルをするのと同じです。
自己投資によって、株、FX、仮想通貨などがそれぞれどのような仕組みで動き、どんなリスクがあるのかを正しく理解できます。知識があれば、リターンの魅力だけに目を奪われることなく、リスクをきちんと天秤にかけた上で、冷静に判断できるようになります。
【理由2：自分だけの投資戦略（計画）を立てられるから】
あなたにとっての「最適な投資」は、他の誰かにとっての最適解と同じとは限りません。なぜなら、投資に使える資金、目標、そして「どれくらいの損失までなら精神的に耐えられるか」というリスク許容度は、人それぞれ全く違うからです。

学習を通じて投資の全体像を知ることで、初めて「自分の場合は、このくらいの期間で、この資産を使って、この方法で運用するのが合っているな」という、自分だけの戦略を立てることができます。
他人の成功談に振り回されるのではなく、自分軸で計画を立ててこそ、長期的に資産を築いていくことが可能になります。
【理由3：一時的な感情に流されず、冷静な判断ができるから】
投資をしていると、価格の急な上昇や下落は日常茶飯事です。知識がない状態だと、少し価格が下がっただけで怖くなって全部売ってしまったり（狼狽売り）、逆に急騰しているのを見て焦って高値で買ってしまったり（高値掴み）と、感情的な失敗を繰り返しがちです。
自己投資によって知識という判断基準を持っていれば、「この下落は一時的なものだろう」「今は焦って買うべきタイミングではない」といったように、市場の動きに一喜一憂せず、冷静に対応できます。その心の余裕が、無用な損失を防ぎ、利益を伸ばすことにつながるのです。

賢い投資家になるために

「どの金融商品が儲かるか？」を探す旅は、とても魅力的かもしれません。
しかし、地図もコンパスも持たずに航海に出るのが危険なように、知識という準備なしに投資の世界に飛び込むのは非常にリスクが高い行為です。
遠回りに思えるかもしれませんが、まず『自己投資』を行い、しっかりと知識と技術を身につけること。それこそが、結果的にリスクを抑え、着実にリターンを得るための最も確実で、一番の近道です。

あなたも、まずは学ぶことから始めて、賢く資産を育てる第一歩を踏み出してみませんか。