2023.03.01
【破産→3倍の利益】投資の利食いと損切りで利益を狙う
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
利食いと損切りは投資家の悩み
株式投資やFX投資など、自分で売買する投資をしていると利食い(利益確定の注文)や損切り(損失確定の注文)の設定をどうすればいいのか?と悩む事も多くなります。
「利食い損ねたから、もっと近くに利食いを設定しよう」
「損切りばかりだから損切りしないでおこう」
という悩みが場合によっては何十年も付きまといます。
そこで今回は「利食いと損切り」について、実際の取引手法と検証を交えながら分かりやすくお伝えします。
売買手法
今回は、ポピュラーなテクニカル指標である『移動平均線』と『RSI』を使った手法で検証してみます。
トレンドの変わり目でエントリーして、少し利益が伸びたところで決済する手法です。
●売買ルール(※下記のルールで利益が出るという保証はございません)
・通貨ペア GBPJPY
・タイムフレーム 30M
・価格と移動平均線の交差でエントリー
・RSIで決済
・検証期間:202206~202301(半年)
・ロット 0.1固定
利食いと損切りを追加しない場合
成績:10万円→0円(破産)
利食いと損切りを追加しない場合は、RSIのみの決済となりますが不確実性が高い相場で上手く取引する事ができずに破産となりました。
株式投資やFX投資で『大損』する理由のひとつに”損したくない”という感情があります。
損したくないという気持ちは分かりますが、「いつか戻ってくるだろう」と我慢しても戻ってこないで大損するパターンは一般の個人投資家によくある事です。
今回の検証は、そのパターンを表した典型的なものです。
利食いと損切りを追加した場合
成績:10万円→30万円
設定した利食いと損切りの設定は100pipsです。序盤は損失になって資金が減っていますが、その局面に耐えて利益を出し続けて1年で資産3倍という成績を出しました。
感情は無く計画的な取引
今回は、利食いと損切りで利益を狙うという事を手法と検証結果を交えて解説しました。株式投資やFX投資では利食いと損切りはずっと付いて回るものです。取引する度に頭を悩ませては、メンタルに負担がかかり冷静な取引ができなくなってしまいます。
過去の検証を基に計画的に取引する事によって、投資を継続して利益を狙えるようになります。
もし、あなたが利食いや損切りに悩んでいるなら自分と資金を守るために、過去検証して計画的な取引をしてみてはいかがでしょうか。
沖縄トレード学院
学院長 新里竜一
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている