2022.10.17
あなたのFXはギャンブル?投資?違いを解説
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里 竜一です。
当学院でお伝えしているFXは、大きな損失を出すから怖いと言われることもあります。
またレバレッジを利用し取引を行えることからも、ギャンブル性の高い投資と言います。
しかしFXは本当に大きな損失を出すものなのでしょうか?またFXはギャンブルなのでしょうか?
FXが怖いといわれる理由や、FXはギャンブルか投資なのかを解説します。
FXが怖いといわれる理由
FX=怖いと認識されている理由として、「FXのことをよく理解されていないから」というものがあります。
FXでは様々な仕組みがあり、覚えるべき知識がたくさんあります。例えばレバレッジやロスカット、スプレッドなどです。
・レバレッジ=少ない資金の何倍も大きな資金で取引を行える仕組み
・ロスカット=一定の損失を超えると強制的に決済されてしまう仕組み
・スプレッド=買値と売値の差、取引手数料のようなもの
その中でも特にレバレッジを正しく使えていない方が多いように感じます。
国内FX会社のレバレッジは最大25倍(個人の場合)までかけられます。これは資金の25倍という大きな取引ができるという意味です。
例えば10万円の資金を用意しレバレッジ25倍をかけた取引なら、10万円で250万円分の取引が行えます。
レバレッジをかけた取引は上手くいけば大きな利益を期待できますが、取引に失敗すれば逆に大きな損失を出します。
このレバレッジという仕組みを利用し無理な取引を行った結果、大きな損失を出す投資家が多かったこともあり、FX=怖いというイメージがついてしまったのかもしれません。
FXはギャンブル?それとも投資?
「FXは大きな損失を出す危険性があるギャンブルなのでしょうか?」まずは、ギャンブルと投資の違いを見ていきましょう。
結果を予測しながら取引を行うことについては、投資もギャンブルも同じです。しかし決定的違いはその取引に根拠を持っているか持っていないかにあります。
・ギャンブル・・・取引に根拠や再現性がない
・投資・・・取引に根拠や再現性がある
FXや株式投資、パチンコなど、ギャンブルと呼ばれるものはたくさんあります。しかし存在自体がギャンブルなのではなく、そのやり方や方法がギャンブル的なのかという視点で考える必要があるのです。
例えばチャート見て、上がりそうだから買う下がりそうだから売るといった感や値ごろ感での取引は、ギャンブル的要素が高いといえます。
しかしテクニカル分析やファンダメンタルズ分析を駆使して根拠のある取引を行えば、失敗するときもありますが再現性の高い取引が可能です。
このようにFXのやり方や方法一つで、ギャンブルにもなるし投資にもなるといえます。
FXは取引ルール通りに行うことで再現性のある投資
FXは手法を作成し、そのルール通りに取引を行うことで再現性のある投資になるといえます。
しかし手法を作成するのは、簡単ではありません。過去検証をしっかりと行い、優位性のある手法を作成する必要があります。
手法の作り方としては、デモトレードがおすすめです。デモトレード=仮想資金を使い本番さながらの取引ができるサービスのこと。
デモ環境でも値動きは本物とほぼ同じなので、その値動きを使って過去検証を行います。そして検証して利益が見込めると判断した手法でデモトレードを行い、実際に利益が出るかどうか試してみます。
仮想資金を使うため、どれだけ失敗してもリアルな資金を減らすことはありません。リスクなしで手法づくりに専念できるので、手法を作る際はデモトレードがおすすめです。
まとめ
FXはやり方や方法一つで、ギャンブルにもなるし投資にもなるといえます。優位性のある手法を作成し、そのルールを守りながら取引を行いましょう。根拠と再現性のある取引を継続することで、長期的にFXで利益を上げ続けられる真の投資家になるはずです。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている