2021.12.27
FXの目標額を決めるための3ステップ
明けましておめでとうございます。元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
2022年が始まりましたね。新年を迎えて、今年こそ『FXで100万円稼ぐ』というような目標を決めてしまいがちです。
FXは資産を増やすために行うので、目標を金額にするのはごく自然のことです。しかし、最初から目標を金額にしてしまうと結果的にリスクが高くなってしまうこともあります。
今回は、FXで継続的に利益を得るための目標設定を解説します。
分析方法を1つ身に付ける
FXで継続的に利益を得るには『根拠』が必要です。根拠が無ければ行き当たりばったりの『勘』の取引となりギャンブルとなるからです。
FXにおいていくつか分析方法はありますが、もっとも入りやすいのはテクニカル分析です。
例えば、下記のようなRSIを使って『30下回ったら買い、70上回ったら売り』という取引方法です。
テクニカル分析にも数多くの方法がありますが、まずはシンプルなものから覚えてみましょう。
3ヶ月前から検証してみる
覚えたテクニカル指標を色々な通貨ペアに当てはめて検証してみます。
「検証が面倒くさい」という理由でこの段階の前でリアルマネーで取引をして損失する人が後を絶たないのがFXの世界です。ここで面倒くさいと思うならFXは辞めた方が良いかもしれません。
3ヶ月という期間は、特に根拠があるものではありませんが最初から長い期間で検証してしまうと、検証結果が良くなかったときの脱力感で諦めてしまうかもしれませんので3ヶ月としています。
目標額を決める
ここでようやく『目標額』を決めます。ただし、撤退する額も決めてください。先程検証した結果で、「大体300pips」獲得できると見込んだらその値幅に取引量を考慮して目標額を立てます。
この場合、1回の取引で300pips獲得する取引方法ではなくて、利益と損失を繰り返して300pipsなので1回の取引で取引量を多くすると、損失の時に全資産を無くして取引が継続できなくなる恐れがあります。繰り返せる程度の取引量(ロット)にしましょう。
検証した中で、連敗や最も損失が大きくなったところが分かるはずですので、その額を超えて損失するようでしたらその方法は辞めて、改善するか他の方法を探します。
根拠を持った取引をする
FXの目標額を決めるためのステップをお伝えしました。いきなり目標額を決めて取引しても、何の根拠もないギャンブルになります。
しっかりと検証して根拠のある取引を行えばギャンブル性は無くなり継続することができます。2022年からはFXで継続的に利益を得たいのであれば、今回お伝えしてステップで取り組んでみましょう。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている