2021.12.29
【上級】FXの基礎知識と併せて知るべきこと
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー沖縄トレード学院学院長の新里竜一です。
FXの勉強をするときどのようなことを勉強していますか?経済情勢やテクニカル分析、手法、資金管理など様々だと思います。しかし、それだけを勉強していても利益を出し続けることはなかなかできないのではないでしょうか?
今回は、FXの基礎知識と併せて知るべきことについて解説します。
勉強することはシンプル
FXの勉強というと手法や分析方法などテクニックや技術面が重要視されますが、これらの事に加えて『相場の本質』を考えることで、逆境を跳ね返し継続的に利益を得られるようになります。
今回は、『相場の本質』についてお伝えします。
相場の本質とは何か
相場の本質を勉強しろと言われても相場の本質が何か疑問を抱く人もいると思います。相場の本質とは「人間の心理」です。相場をただ眺めているだけでは動くグラフにすぎません。しかし、その裏側つまり相場が動く原因には「人間の心理」が大きく関係しています。
相場参加者は、「自分の利益を伸ばしたいし、損失を減らしたい」わけです。そのために売買を繰り返します。「人間はどのようなときに何を思いそれが相場にどう反映されるのか」を理解することこそが相場の本質を理解することなのです。
そのためには、相場の動きを考えながら見ることが必要です。ただレンジ相場だと判断するのではなく、レンジ相場とはそもそも売りたい人と買いたい人が戦っている状態が相場に反映されている場面とも言い換えることができます。
それを理解しながら相場をみていけば今どちら側の勢力が強くてどこの価格よりも下がれば売りたい人が勝ったのか、どこの価格よりも上がれば買いたい人が勝ったのかがなんとなくわかってきます。
その勝負に決着がついた時こそトレンド相場に転換したサインになるので流れに沿ってエントリーすればいいと判断できるわけです。
これが相場の本質を理解することになるわけですが、これを理解する前にまず、機械的に淡々とトレードしてみてください。
一見すると矛盾しているように感じるかもしれませんが、相場を自分の感情や思い込みを一切入れずあらかじめ作ったルールに従ってトレードすることで相場を客観的に見る目が養われます。
相場を客観的に見られるようになれば、自然と相場が今どういう状況なのかを冷静に判断できるようになり、現在使っているトレードルールをどのように改善すればいいのかというヒントが閃いたりします。
苦境に立たされても自力で改善し、継続的に利益を狙える投資家になりたいのであれば『相場の本質』を考えてみてはいかがでしょうか。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている