2025.07.03
【最高値更新?】日経平均上昇相場の裏に潜む投資のリスク
沖縄トレード学院の学院長、新里竜一です。
日経平均上昇中!
現在の金融市場は、日経平均が連日上昇し、「史上最高値更新か」という期待感に包まれています。メディアもこの話題を取り上げてきており、投資への関心が急速に高まっているのを感じます。
しかし、プロの投資家は、このような熱狂の時こそ冷静に過去のデータを分析し、隠れたリスクに目を向けます。今回は、現在の相場に潜む意外な事実と、投資家が心に留めておくべき重要な注意点についてお話しします。
強気相場に潜む「7月」の意外な傾向
まず、添付の日経平均月足チャートをご覧ください。(赤枠が下落、青枠が上昇)
これだけ市場が盛り上がっている中で意外に思われるかもしれませんが、実は過去5年間(2020〜2024年)において、日経平均は7月に下落した年が4回もあります。
つまり、直近のデータだけを見れば、7月は「夏枯れ相場」とも言われるように、上昇しにくい傾向があった月なのです。
もちろん、これは過去の傾向(アノマリー)に過ぎません。今年も同じように下がると断定はできませんし、現在のように米国市場に強く牽引されている状況では、過去のデータが通用しない可能性も十分にあります。
しかし、重要なのは、「市場の熱狂的なムード」と「過去の客観的なデータ」との間にギャップが存在するという事実です。このギャップに気づかず、雰囲気だけで取引してしまうことこそが、大きな失敗を招く入り口となります。
最も警戒すべき「高値掴み」のリスク
「最高値更新」という言葉は非常に魅力的ですが、その裏には「高値掴み」という大きなリスクが潜んでいます。
市場が熱狂している時に、「乗り遅れてはいけない」と焦って投資に飛びついてしまうと、そこが価格の天井(ピーク)である可能性があります。もし最高値で買ってしまうと、その後の価格調整で資産は大きな含み損を抱えることになりかねません。
「すぐに戻るだろう」という期待も、相場が反転しなければ数年間にもわたって塩漬け状態になるケースは決して珍しくありません。熱狂の中で失われがちな冷静な判断こそが、あなたの資産を守る上で最も重要なのです。
リスクを抑え、チャンスを掴むために
では、どうすればこのようなリスクを避けられるのでしょうか。結論から言えば、それは「学ぶこと」です。
投資は、雰囲気や勘で行うギャンブルではありません。チャートの正しい読み方、リスク管理の手法、資金管理のルールなど、学ぶべきことは数多くあります。これらを体系的に学ぶことで、感情的な取引や根拠のない売買を減らし、損失のリスクを大幅に抑えることが可能になります。
なぜ今が買いなのか、あるいは売りなのか。7月の下落アノマリーをどう捉え、現在の米国市場の影響をどう判断するのか。これらを自分自身の知識と分析に基づいて判断できるようになることが、長期的に市場で生き残るための唯一の道です。
まずは自己投資
当学院では、元金融機関のプロとしての経験に基づき、このような実践的な知識とスキルを皆さんにお伝えしています。
投資に「絶対」はありませんが、学びによって「負けにくくする」ことは十分に可能です。この歴史的な相場を本当の意味でチャンスに変えるためにも、まずはしっかりと学び、ご自身の投資スキルを磨くことから始めてみてはいかがでしょうか。
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学院長 新里竜一
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ1,500名以上の受講生に伝え続けている
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