2023.02.01

【知識で資産を増やす】投資・FXで「知ってる」=「稼げる」になるには

元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里 竜一です。


当学院でお伝えしている投資・FXには、たくさんのテクニカル分析や取引手法が存在します。しかしそれらすべてを覚えても、投資で利益を上げることは難しいでしょう。
なぜならば株式投資であれ、FXであれ、「必ず利益を上げられる聖杯」のようなものは存在しないからです。ではテクニカル分析や取引手法は必要ないのでしょうか?
例として、FXで利益を上げるために必要なテクニカル分析や取引手法の考え方について紹介します。

投資には様々なテクニカル分析や取引手法が存在する

株もFXもテクニカル分析は様々ありますが、代表的なテクニカル分析としてローソク足や移動平均線、ボリンジャーバンド、RSIなどがあります。

ローソク足は、その名の通りローソクの形をしているチャートです。1本のローソク足で一定期間の始値・終値・安値・高値を示します。そのため一目で買いか売りのどちらが優勢なのかを、見分けることが可能です。

移動平均線は、ある一定期間の平均価格を線上でつなぎチャートに表示させたものです。移動平均線の向きによって相場を分析するので、初心者の方にも使いやすいテクニカル指標といえます。

ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心にその上下に標準偏差バンド(線)を表示したテクニカル指標です。標準偏差が拡大していれば相場に勢いがあり、収縮していれば相場の勢いが弱いと判断します。

RSIは、日本語で相対力指数と呼びます。上記で紹介した移動平均線や、ボリンジャーバンドなどとは違い、相場の過熱感を表すオシレーター系のテクニカル指標です。一般的に、相場の買われすぎや売られすぎを判断します。

このように投資には、様々なテクニカル指標が存在します。またテクニカル指標を組み合わせた取引手法は、星の数ほど存在するといっても過言ではありません。

テクニカル分析や取引手法はたくさん知っていたほうが良いのか?

投資で利益を上げるためには、テクニカル分析や手法はたくさん知っていたほうが良いのか?という疑問をお持ちの方も多いかもしれません。

テクニカルの種類や手法を知っていること自体に無駄なことはありません。しかし利益を上げるためには、様々なテクニカル指標を覚えるだけでは足りません。

なぜならば「知っていることと使いこなすことは全くの別物」だからです。多くのテクニカル指標を覚えたとしても、損失する度に使うテクニカル指標を変えていたのでは本当に有効な手法かどうか判断することはできません。

もし、数多くのテクニカル指標を取引に活かしたい場合は『ルール化』してください。例えばボリンジャーバンドを使った手法が1つ、RSIを使った手法が1つなど。組み合わせる場合はその手法もまた一つの手法としてカウントして、手法を混ぜずに平行して取引を行うのです。

何度も繰り返すことが大切

株式投資の信用取引では3倍、外国為替取引におけるFXは国内業者で25倍「レバレッジ」を利かせられるため、手持ち資金の1倍~25倍の取引で利益を大きく増やすチャンスと大きく損失するリスクも存在します。これらは自分自身でコントロールできるため、自分でリスクとリターンを選択できる技術が必要です。

特にレバレッジを上げている場合、利益を上げ続けるにはルールを作りルールを守る、どんな相場でも常に一定のルールのもとに取引することが大切です。

投資には、勝率100%の取引手法や必ず機能するテクニカル分析はありません。言い換えれば必ず株式投資であれ、FXであれ、損失が発生します。だから『〇連敗するまで取引を続ける』または『損失額が〇万円を超えたら辞める』という取引を止める基準もルール化しておいてください。

取引ルールを作成するには、操作も銘柄選定もシンプルなFXのデモトレードを使い過去検証をすることがおすすめです。いきなり実際の資金で取引を始めるのではなく、必ず取引ルールを決めてから投資やFXを始めましょう。

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