2021.11.26
【資産運用】FXの自動売買で100万円ほったらかしでいくらになる?
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
今の時代、銀行にお金を預けても金利が低くて預金が増えるということが無いのですが、できれば「ほったらかし」で資産運用したと考えたりするものです。
「ほったらかし」と聞くと、外貨預金、投資信託、株式購入、などが連想されますが、FXにおいても自動売買を用いて「ほったらかし」運用をすることができます。
各金融商品で資産運用を検討するときに、100万円などキリが良い数字をもとに「1年でいくらぐらい利益が見込めるのか」という目安を知りたくなるものです。
今回は、FX自動売買を用いて資産運用する際に『100万円がいくらになるか』というシミュレーションの結果をお伝えします。
FX自動売買のバックテスト
FXの取引を自動化できるツールとして代表的なのがメタトレーダーというツールです。このツールはプログラミングと共に、過去の値動きを用いて損益のシミュレーションができます。
例えば下記は、ある取引を2020年11月から2021年11月の期間に行った成績です。
勝率は97.6%
元本100万円で利益が108万円となっております。
このような取引はFX界隈では『コツコツドカン』と言ったりしますが、42回中 41回利益となっておりますので結果的に利益になっています。
1年で100万円がほったらかしで208万円になっておりますので、リターンは大きいですがリスクも大きくなっています。
投資の世界では、リターンを求めるとリスクは高くなります。しかし、その運用方法や取引内容を詳しく知ることで、リスクを選べるようになります。
例えば下記は、先程と同じ取引内容なのですが利益は62万円程度となっております。利益は少なくなっておりますが、損失している幅が小さくなっております。
リスクとリターンを見極めて、どちらが良いか自分で選べるというのは資産運用の幅を広げてくれます。
理解してほったらかす
『ほったらかしで資産運用』と聞くと、楽して増えるという印象があります。自分で運用せず資金を預けると手っ取り早いかもしれませんが、利益のいくらかの割合を報酬として引かれたり、損失になった場合になにも学べないというデメリットがあります。
『ほったらかしで資産運用』しつつ利益もすべて自分に返ってくるようにしたいのであれば、自分で判断して運用する他ありません。
FXの自動売買の技術を身に付ければ、損益のシミュレーションができ、自分で理解して運用できますので『ほったらかしで資産運用』には最適の技術です。
取引に時間と労力をかけず、最低限のリスクで最大のリターンを得たいのであれば自動売買の技術を身に付けてみてはいかがでしょうか。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている